2020/01/23
議員定数について
昨日(令和2年1月22日)の熊日新聞に市議会議員定数の記事が掲載されていました。私は、議員定数を議論する議会改革検討委員会のメンバーですので議員定数について下記のように考えます。
まず結論として議員定数は現行の20名から16名に削減すべきと考えます。その理由は・・・
①菊池市の財政状況は年々悪化しています。さらに令和5年度をピークに公債費(借金)を年間約37億円返済しないといけなくなります。
つまり今までどうりの予算を組むことができなくなり、何かを削減しなければいけません。そのような時、必ず市民サービスの削減や市職員の削減は避けては通れません。なのに議員は、削減しない痛みを受けないで市民の方が納得されるでしょうか?
まずは、議員自らが身を切る改革(議員定数の削減・費用弁償の廃止・委員会研修等の削減)を率先してすべきだと考えます。
②菊池市の菊池市議会議員選挙の投票者数は、2014年が約26,000人でこれを20名で割ると当選ラインの平均が1,300票に対して2018年では、投票者数約24,000人平均1,200票と当選ラインの平均が100票も減っています。
また、県内の近傍市(人口が近い)の議員一人当たりの人口は、荒尾市:2,885人 玉名市:2,976人 山鹿市:2,519人 宇城市:2,651人 合志市:3,210人に対し菊池市は2,359人と少ない。つまり他市に比べて議員になり易いということです。
私は、だれでも出馬できる選挙には賛成ですが、どんな人でも議員になれるというのは反対です。なぜなら間違いなく質の低下を招くからです。議員は市民のみなさんの税金から報酬を頂いている公人ですので、厳しい選挙の末に選ばれるべきだと思います。
最後に、菊池市は面積が広いから議員数が必要と言われる方もいますが、菊池市は車でどんなに遠い行政区にも1時間以内に行くことができます。つまり面積は問題ではありません。市議会議員は、自分の選挙が危ないから定数削減に反対ではなく、将来の財政状況や市民の声を賛否の基準にしなければならないと思います。
