七城温泉ドームの報道について

令和3年7月21日に菊池市議会月例会が開かれました。その中で、第三セクター七城温泉ドーム(菊池市が約80%を出資)が、重点見直し団体に選定されたとの報告がありました。
 経営状況の悪化により2年連続の赤字となったことで、今後、市の財政に悪影響を及ぼす恐れがあるため第三者による経営改善計画を策定する必要があるとのことでした。
 簡単に言いますと、経営状況が非常に悪いということです。
私は、過去に接待交際費をコンパニオン代や外国人スナックなどで湯水のように使っているのはおかしいので議会で調査すべきとして3度、100条委員会を議会において提案しましたが否決されています。ですから今回の経営悪化を止められなかった議会にも責任はあると考えます。
 七城温泉ドームの経営については福島英徳議員が2年前から1億3,000万円の資産(現金)があるうちに経営方針の見直しを指摘されていました。ここ2年で資産は、約1億円減少し、約3,000万円まで落ちています。
 この原因として
①令和1年に330円の入場料を360円に値上げしたこと
②フリーパス券(市内在住60歳以上は4400円で1ヶ月入り放題)を廃止したこと
③営業時間を短縮したこと

だと推測します。
 私は、「温泉ドーム設立の目的である住民福祉の向上という第三セクターの意義を忘れていることを自覚しなさい」と一般質問においても指摘しています。
 今後も赤字が続いた場合には、京都市営地下鉄のように「経営健全化団体」に国から指定される可能性もあります。
これまでの執行部の経営状況報告を鵜呑みにし、100条調査について反対してきた議員はどう考えているでしょうか?
 最悪の場合には、宇城市の不知火温泉センターのように解散するか、市が公的資金(税金)を流入して経営を存続するかという選択を迫られることになります。
 荒木たかゆきは、「公的資金の流入は罪なき市民を罰する行為である」と考えます。
そのためにも、まずは不適切に使った約600万円の接待交際費を返還するほうが先だと考えるの私だけでしょうか?
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令和3年第2回定例会(6月)一般質問の動画

令和3年第2回定例会一般質問の動画をアップしました。

今回の質問は、

①菊池市第三セクター(各物産館)の統合について
②参与職について
です。

2番目に質問した参与職については、聞きなれない「参与」という特別職ですが、菊池市は副市長とは別に平成29年度から、週31時間勤務(約3日)で報酬45万円(月額)の非常勤の特別職を雇用しています。
4年間で約2,000万円もの報酬が支払われる参与職が果たして必要なのか?
なぜ、県内13市で菊池市だけが参与職を置いているのか?
を聞きました。そのやり取りを聞いてご判断ください!
財政が厳しい本市において、参与職を置く意義に疑問が残ります。

ご視聴いただければ幸いです。











市税滞納議員は潔く名乗り出よ!(その4)

令和3年7月2日に令和3年第2回菊池市議会定例会が閉会しました。
新聞で報道されましたのでご存じかと思いますが、看過できない発言がありましたので、山瀬義也議員に対して懲罰動議を提出しました。その内容ですが・・・
 令和3年6月29日の議会全員協議会(公式会議)の場において

大賀議長:「市議会議員の滞納疑惑については、納税証明が出されたが該当者がいなかったので、これ以上は調べない」

荒木:「納税証明では現年度の滞納状況は分からない。納付日が記載された収納明細(10円のコピー代を払うと税務課からもらえます)を各議員が提出して、疑惑を晴らすべきだ」

との喧々諤々の議論があっている最中に・・・

山瀬議員:「市議会議員の滞納問題をあんまり調べることに、市民は、次は市民がやられるのではないかと恐れている。市役所職員にも市税を2,3ヶ月遅れて納めてるのがいっぱいいるし、ある県議から聞いたが、県議会でも遅れて納付してる県議がいる」

荒木:「今の発言は聞き捨てならない。山瀬議員、訂正してください。」

山瀬議員「私の個人的な見解です。」

といったような内容でした。元市職員(税務課勤務歴あり)の私としても、元同僚がなんの根拠もないのに侮辱されて黙っているほど馬鹿ではないので、懲罰動議の準備をしていたところ、
 7月1日に大賀議長より電話で山瀬議員と猿渡副議長と4人で話したいとのことでした。議長室で大賀議長から懲罰動議を提出しないでもらいたいとの申し出があり、山瀬議員が発言の真意について話されましたが、理解できない言い訳ばかりでしたのでお断りしました。
 その席上、大賀議長と猿渡副議長には「なぜあのような発言があった時に静止しなかったのか?」と疑問を呈しました。

 以上が、懲罰動議提出までの経緯ですが今後は、懲罰委員会にて懲罰の度合いを決めます。
 しかし、私は懲罰委員会のメンバーから外されました。(委員の選出が議長が決めます。)
 いずれにしましても、山瀬議員の今回の発言は菊池市役所職員の社会的信用を貶めるどころか、市民の納税意識の低下につながりかねない発言です。
 職員の名誉のために説明しますが、市税(国保税、固定資産税、軽自動車税)がありますが、職員は社会保険なので国保税の課税自体ありません。また固定資産税等を2ヵ月も滞納したとしたら懲戒処分の対象となりますし、少しでも遅れたら人事より注意されるので職員がいっぱい滞納しているというのは、明らかな虚偽発言です。

 また、全く関係ない県議会議員の納税についても発言されていますので何を根拠に発言されたのか?ある県議から聞いたと言われていますが、誰なのか?懲罰委員会にて明らかになることを願います。
 熊本県議会や市職員組合からの抗議文等が届くことが予想されますが、懲罰委員会の内容等についてもご報告したいと思っています。

 最後にことの発端となった税金滞納疑惑議員は、何も発言せず座っていました。山瀬議員の発言にも怒りはありますが、疑惑をかけられているのに市民に説明責任も果たさず、無関係のように座っている滞納疑惑議員に対して、一番腹が立ちます!

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プロフィール

takayuki araki

Author:takayuki araki
荒木崇之(50歳)

1973年7月
熊本県菊池市泗水町福本生まれ

泗水町立泗水小学校卒業
泗水町立泗水中学校卒業
県立鹿本高等学校卒業
宮崎産業経営大学卒業

1996年4月1日
泗水町役場に入庁
泗水町教育委員会社会教育課(5年)
泗水町農業委員会(5年)

2005年3月22日
市町村合併により菊池市へ

菊池市議会事務局(5年)
菊池市役所税務課(1年)
菊池市教育委員会泗水分室(10か月)

2013年1月31日
菊池市役所を退職

2013年4月14日
菊池市議会議員補欠選挙で初当選

2014年5月25日
菊池市議会議員一般選挙で1,935票の得票をいただき当選(2期目)

2014年6月7日
福祉厚生常任委員会副委員長
菊池環境保全組合議会議員

2016年6月15日
総務文教常任委員会委員長
菊池環境保全組合議会議員

2016年12月23日
菊池市長選挙への出馬を表明

2016年12月26日
菊池市議会議員を辞職

2017年4月8日
菊池市長選挙に出馬(落選)

2018年5月20日
菊池市議会議員一般選挙で2,654票の得票をいただき当選(3期目)

2022年5月17日
菊池市議会議員一般選挙で無投票当選(4期目)

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