2021/09/25
なぜ?議員定数削減案が2度目の否決!
令和3年第3回定例会(9月議会)が9月24日に閉会しました。新聞に掲載されましたが、最終日に市議会議員定数削減(20名を16名に減らし、4年で1億2,000万円の歳出削減)の議員提出議案を6月議会に続き提案しましたが、賛成4人・反対15人(議長を除く)で2度目の否決となりました。
定数削減を提案する理由は、
①菊池市の財政が9年連続実質単年度収支赤字の状況であること。
②公共施設の維持費がかさみ5年間で79施設を廃止・統合しなければならないほど財政に悪影響を与えていること。
③痛みを伴う改革を市民や市職員に押し付ける前に、議員が「身を切る改革」をするのが先決であること
④近傍市と比べて議員1人あたりの人口が少ないこと(菊池市2,359人・合志市3,210人)です。
反対討論では、「20名居ないとチェック機能が果たせない」という意見がありましたが、その発言をした議員は、今まで使途不明金発覚の3セク問題や1脚10万円の図書館高級椅子問題にかかる100条委員会ではすべて調査の必要なしと言われています。
また、「市議会で16名は、人口25,000人規模の市と同じなので、他の市議会と比べても20名は必要」との反対討論もありましたが、この議員は過去に議会改革委員会(写真2を参照)で、「菊池市は合志市よりも面積が大きいから人口だけでなく面積も勘案しなければ」と発言されています。都合が良い時は、人口論を持ち出して、都合が悪くなると面積論を持ち出す。全く一貫性がない主張です。
反対討論された議員は、議会の議事録にも映像にも残りますので選挙前になって主張を変えることはないと思いますが、反対討論もせずに反対の表決をしている議員の中には、選挙前になって「4名削減は反対だけど2名削減は賛成」と言い兼ねないと考えます。
これまで、議員定数削減を一貫して訴えているのは議員提出議案に署名している荒木崇之・木下雄二議員・二ノ文伸元議員・福島英徳議員の4名ということを覚えておいていただければ幸いです。

