2021/07/24
七城温泉ドームの報道について
令和3年7月21日に菊池市議会月例会が開かれました。その中で、第三セクター七城温泉ドーム(菊池市が約80%を出資)が、重点見直し団体に選定されたとの報告がありました。経営状況の悪化により2年連続の赤字となったことで、今後、市の財政に悪影響を及ぼす恐れがあるため第三者による経営改善計画を策定する必要があるとのことでした。
簡単に言いますと、経営状況が非常に悪いということです。
私は、過去に接待交際費をコンパニオン代や外国人スナックなどで湯水のように使っているのはおかしいので議会で調査すべきとして3度、100条委員会を議会において提案しましたが否決されています。ですから今回の経営悪化を止められなかった議会にも責任はあると考えます。
七城温泉ドームの経営については福島英徳議員が2年前から1億3,000万円の資産(現金)があるうちに経営方針の見直しを指摘されていました。ここ2年で資産は、約1億円減少し、約3,000万円まで落ちています。
この原因として
①令和1年に330円の入場料を360円に値上げしたこと
②フリーパス券(市内在住60歳以上は4400円で1ヶ月入り放題)を廃止したこと
③営業時間を短縮したこと
だと推測します。
私は、「温泉ドーム設立の目的である住民福祉の向上という第三セクターの意義を忘れていることを自覚しなさい」と一般質問においても指摘しています。
今後も赤字が続いた場合には、京都市営地下鉄のように「経営健全化団体」に国から指定される可能性もあります。
これまでの執行部の経営状況報告を鵜呑みにし、100条調査について反対してきた議員はどう考えているでしょうか?
最悪の場合には、宇城市の不知火温泉センターのように解散するか、市が公的資金(税金)を流入して経営を存続するかという選択を迫られることになります。
荒木たかゆきは、「公的資金の流入は罪なき市民を罰する行為である」と考えます。
そのためにも、まずは不適切に使った約600万円の接待交際費を返還するほうが先だと考えるの私だけでしょうか?


コメント