2021/09/07
菊池市の財政は本当に健全なの?
令和3年第3回菊池市議会定例会一般質問で9月2日に登壇しました。今回は、「菊池市の財政は健全か?」という内容でみっちり1時間質問しました。
菊池市の財政は、平成24年からの9年間で借金が273億円から346億円と73億円も増えていて、基金(貯金)は、平成27年に100億円あったのが令和2年度には70億円に減少しています。
また、赤字が続くと財政状況が危ういとされる「実質単年度収支」が9年連続赤字です!
ちなみに県内14市で「実質単年度収支」が9年連続赤字は、菊池市と水俣市だけです。
また、質問の中で、人口、面積、予算規模が近い山鹿市と比較するグラフ示しました。山鹿市は、9年間で基金(貯金)取り崩しが、32億円ですが、それに伴う積み立てを31億8,000万円しています。
いっぽう菊池市は、27億7,000万円の基金取り崩しに対して、8,300万円の積み立て額です。
家庭で例えるなら、9年間で貯金から277万円を使ったのに、積み立てたお金が8万3000円ということです。
市長の答弁は、借金が増えたのは良質な借金に換えたから、9年連続赤字は計画的との答弁でした。
果たして、菊池市の財政状況が健全であると言えるでしょうか?
一般質問の動画は近日公開いたします。
※実質単年度収支とは・・・純粋にその年度の所得(収入)と出費(支出)だけの差額で、「自治体の真の実力」を示したものと言われています。



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